6月は、大きなニュースが少ないものなのでしょうか。
このランキング形式のワイドショー講座を始めたのが、今年の3月11日なのですが、それから今日までの年間ランキングを見てください。
1位にサッカーの話題が入ってきたのを除けば、27位までに6月の話題がひとつもランキング入りしていません。
来週、富士山の世界文化遺産登録が正式決定されれば、大きな話題になるかもしれませんが・・・
最近は、どのワイドショーもネタ切れに困っているような印象を受けてしまいます。
さて、今日は、『あさイチ』 「
子宮頸がんワクチン 接種すすめていたのに・・・」からです。
先週、子宮頸がんワクチン接種の「
呼びかけ中止」が決まりました。
接種を止めるのではなく、呼びかけを止めるだけ・・・
そもそも、子宮頸がんというのは、
・ウイルス感染で発症
・20~30代女性 乳がんに次ぐ患者数
・おととし2700人死亡(国内)
という病気なのですが、
それを予防するワクチン接種後に体の異常が起きることがあることがわかってきました。
全国865万回の接種のうち「重篤」の報告が357件です。
他のワクチンと比較してみると(100万接種あたり)
子宮頸がん 41.3
日本脳炎 25.7
不活性化ポリオ 5.3
インフルエンザ 2.3
*ワクチン接種との因果関係にかかわらず収集(厚生労働省)
と数値は高いのですが、中止をするまで危険とは判断されていないようです。
この番組では、子宮頸がんは、
性行為で感染するので、中学生、高校生の場合、慌てて打つ必要のあるワクチンではないから、もう少しリスクが判明するまで、待っても良いのではないか、という話でした。
また、子宮頸がんは、早い段階で発見、治療ができれば、命を落とすことはないそうです。
20歳以上の人は2年に1度、
子宮頸がん検診を受けることが薦められてもいます。
そして、その検診は、
ワクチン接種を受けた人も必要なんだそうです。
というのは、子宮頸がんワクチンは万能ではないのです。
・がんを引き起こす15種類のうち2種類のウイルスに有効
*日本人の子宮頸がんの50~60%
・がんの前の病変発生を防ぐ効果
*がんの発症予防は未確認
・効果は最長9.4年
ということで、結局、検診を受けなければならないものなので、そういう意味では、今は、ワクチンを受けなくても、きちんと検診を受けることの方が大事そうです。
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