準国産と言われるほど日本の技術が使われているボーイング787。最新鋭の燃費が良い「
夢の翼」として注目をあびていましたが、2013年になっての17日間で7回もトラブルが発生してしまいました。
昨日は、リチウムイオン電池に不具合が発生して煙が出たようですが、無事に着陸できて、本当に良かったです。もし国際線だったらとおもうとぞっとします。
B787が導入されたとき、最初のころは、不具合が出るのではないかとは言われていましたが、さすがに多すぎます。たいへんな事故を起こしてからでは遅すぎます。しばらく運航は禁止されたようですが、今回のトラブルだけでなく根本的な原因を究明しなければ、再開するべきではないと思います。
もうひとつ、大きく扱われていたのは、アフリカ北部・
アルジェリアで日本人を含む人たちが拘束されたという事件です。こちらは、非常に情報が錯綜していますが、現在も進行中です。今日の新聞1面トップでも日経を除く4紙がトップで扱っていたようです。ぜひ、新聞1面トップのほうもチェックしてください。
新聞1面トップ 2013年1月17日【解説】平和先進国の器を示すその他、気になったものとしては、今日は、
本についての話題が多かったように思います。
特に、
芥川賞、
直木賞の話題が大きく取り上げられていました。
芥川賞
「abさんご」 黒田夏子(75)
直木賞
「何者」 朝井リョウ(23)
「等伯」 安倍龍太郎(57)
もうひとつ興味を持った本が『5時に夢中!』の夕刊Best8 第4位、
日本経済新聞 「“別れる力”が自立を後押し」で紹介されていた
伊集院静さんの「
大人の流儀」の第3弾です。
今回は「別れる力」に焦点をあてているそうです。
東日本大震災後、被害が甚大だった被災地を歩いてまわられたそうで、
「みんな、うつむいてないんだ。特に子供が強い目をしていた。
この子たちの力の源は何だろう」と思ったそうです。
「死んだ人に恥ずかしくないように必死に生きようとしていた。
別れをしっかり見つめることが明日に向かって歩む力につながるんだ」と思われたそうで、それが日本人の国民性でもあったと。
しかし、現代では恋人との別れを経験しても「グダグダと引きずることが、もてはやされている」と指摘され、「別れる力」が忘れられていると考えられているそうです。
今日は、阪神淡路大震災から丸18年が経過した日でもあります。『あさイチ』では、阪神淡路大震災を経験された人たちが、東北の支援に動いている姿が特集されていましたが、もう一度、日本の本来の国民性について考えてみたいと思っていたところに、「別れる力」というワードが響きました。