讀賣新聞
【記事】 マイナリ元被告釈放
- 東京高裁は、東京電力女性社員殺害事件で無期懲役が確定したネパール国籍のゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告に対して、再診開始と刑の執行停止を決定した。
- これを受けて、法務・検察当局は7日、マイナリ元被告を釈放し、入国管理施設に移した。近くネパールに強制送還される。
- 東京高検は、決定後ただちに異議申し立てをしたが、今後の審理は元被告不在で進むことになる。
(YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/)
朝日新聞
【記事】 マイナリ元被告釈放
- 東京高裁第4刑事部は7日、東京電力女性社員殺害事件の再審請求で、ゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告の再診開始と無期懲役執行停止を認めた。
- これを受けて、東京高検は、元被告を服役先の横浜刑務所から釈放した。
- 元被告は出入国管理法違反(不法残留)の罪で有罪が確定しており、強制退去手続きに入り、数日中の退去となる。
(朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/)
毎日新聞
【記事】 マイナリ元被告釈放
- 東京高裁は7日、1997年の東京電力女性社員殺害事件のゴビンダ・プラサド・マイナリ元被告の再審開始と無期懲役刑の執行停止を決定した。
- これを受けて、東京高検は、同被告の服役先の横浜刑務所に釈放を指揮した。検察側が有罪主張を前提としながら釈放手続きを取るのは異例。
- 今後、国外退去に向けた手続きが進む。
(毎日jp http://mainichi.jp/)
日経新聞
【記事】 自民党の消費増税方針
- 民主党、自民党、公明党は8日、社会保障と税の一体改革関連法案の修正協議を始める。
- これに先立ち、自民党は、税制修正協議の対処案をまとめた。2014年4月に8%、2015年10月に10%と2段階で増税する政府方針を容認する。
- 社会保障は民主党との違いが大きいが、消費増税の根幹部分で足並みをそろえる。
(日経Web刊 http://www.nikkei.com/)
東京新聞
【記事】 危うい待機児童解消
- 今国会で審議中の政府の保育改革案「子ども・子育てシステム」は、待機児童の解消を目的に掲げる。
- 「待機児童という概念がなくなる」と小宮山厚労相は国会で答弁。担当者は「自治体に申込み、保育所に入れなかった子どもが待機児。(自治体の保育義務がなくなる)新システムでは、自治体に申し込む制度そのものがなくなる。だから待機児という概念も消える、ということ」と説明。
- 社会保障に詳しい鹿児島大学の伊藤周平教授は、「待機児童数が把握しにくくなると、政府や自治体は責任をとらなくなるのでは」と疑問を投げかける。
(TOKYO Web http://www.tokyo-np.co.jp/)
【リグミから一言】 東京新聞のこの特集記事(3日連続)で、厚労省の担当者の答弁が紹介されています。「自治体の保育義務がなくなるから待機児童という概念もなくなる」、という意味の答弁は、論理的には整合性があるのでしょう。しかし、「義務」がなくなれば「問題」もなくなる、と言いたいのかと勘繰りたくなります。どういう文脈でのやりとりだったのでしょうか。保育をどうするかという大きな社会問題が「待機児童」という言葉に象徴的に込められています。”詭弁”と受け取られかねない答弁に代わる、建設的な問題提起と解決策を期待します。
(詭弁:論理学で、外見・形式をもっともらしく見せかけた虚偽の論法。http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/53722/m0u/)