2013.02.16 sat

新聞1面トップ 2013年2月16日【解説】命の奇跡

新聞1面トップ 2013年2月16日【解説】命の奇跡


【リグミの解説】

この世に生まれる奇跡
本日の読売新聞の1面コラムの「編集手帳」は、
大阪府大東市で小学5年の男児(11)が自殺をしたことに触れた内容です。「なぜ自殺をしてはいけないのか」。これは「なぜ人を殺してはいけないのか」と対となる根源的なテーマです。答を性急に求めず、問い掛け続けることで、見えてくるものがあります。


コラムは、「過去200万年の人類史における累積人口は1120億人」という試算を紹介し、ひとつの命の奇跡を伝えています。奇跡によってもたらされた命は、互いに奇跡の出会いをします。精一杯生き切る命の尊さは、ひとりの中で完結しないもの。互いの命の輝きを差し出すことで、命は永続する存在となります。

命の本質を探究するのが命
自殺も他殺も、「今ここ」に存在できる奇跡に対する無知から来ていると思います。ソクラテスは、「知ることは愛だ」と言いました。命の奇跡を探求することは、愛の本質に致る道程。愛する者を失う側の悲しみを思いやれば、命の探求を途上で終わらせる行為の意味も、自然と明らかになります。


「いじめ」も「体罰」も、「命はひとりの中で完結していない」という愛の本質から見つめ直す時代を迎えているのだと思います。思いやりや共感と、聡明な知性は同一のものです。自分自身や他者に過度に厳しく否定的になっているときは、ものが見えなくなっていると気づくチャンスなのかもしれません。奇跡はいつも、身近に存在しています。

(文責:梅本龍夫)
 





① 【発表引用】 「露に隕石、985人負傷」

  • ロシア宇宙庁は、ロシア中部ウラル地方の上空に15日突入した物質は、隕石と発表した。
  • チェリャビンスク州は、子供204人を含む985人が飛散したガラス片などで負傷したことを明らかにした。家屋や学校、工場など約300棟が損壊。隕石通過時の衝撃波が原因とみられる。
  • ロシア非常事態省によると、隕石は爆発後、大部分が燃え尽きた。破片が3ヵ所の落下し、うち1つは州内の貯水池だった。


    ② 【政府広報】 「『日本版NSC』創設法案」
    政府は15日、国家安全保障会議(日本版NSC)の創設を検討する有識者会議の初会合を開催した。同会議は、安全保障の司令塔となるもの。有識者会議の提言を4月にも受け取り、関連法案の今国会提出を目指す。

    ③ 【独自取材】 「G20、通貨安競争回避確認へ」
    主要20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が15日、モスクワで開幕した。急速に円安が進んでいるため、各国・地域が安倍政権の経済政策「アベノミクス」をどう評価するかがカギとなる。

     

(YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/
 





① 【発表引用】 「ロシアに隕石、1000人けが」

  • ロシア・ウラル地方のチェリャビンスク州付近に15日、隕石が飛来した。インタファクス通信は、ロシア内務省の情報として、約1000人が負傷したと伝えた。
  • イタル・タス通信は、チェリャビンスク市役所の情報として、約3000の建物が被害を受けたと伝えた。
  • 負傷者の大半は、飛散したガラス片などによる軽傷者と見られるが、重傷者も数人いる模様。イタル・タス通信によると、軍が隕石によると見られる直径約6メートルの穴を発見したという。


    ② 【警察広報】 「建築士4人、書類送検へ」
    警視庁は、東日本大震災で東京都町田市の「コストコ多摩境店」の駐車場スロープが崩落し10人が死傷した事故で、設計に落ち度があったとして、設計に関わった1級建築士4人を業務上過失致死傷容疑で書類送検する方針を固めた。

    ③ 【政府広報】 「閣僚資産、前内閣の倍」
    安倍内閣の閣僚の資産が15日、発表された。首相と閣僚の平均資産は1億194万円で、野田前内閣の2倍強となった。世襲議員が9人(前内閣は3人)となり、平均を大幅に押し上げた。

     

(朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/
 





① 【発表引用】 「隕石、1000人負傷」

  • ロシア非常事態省などによると、同国ウラル地方のチェリャビンスク州付近で15日、隕石が落下した。
  • インタファクス通信は、「衝撃波」により、チェリャビンスク市などでガラス片が割れたり建物壁面がはがれたりして、約1000人が負傷したと伝えた。43人が入院し、2人が重体。
  • 同国内務省によると、同州の3ヵ所に隕石の破片が落下した痕跡が発見された。都市部への落下は免れたとみられる。


    ② 【政府広報】 「NSC、危機管理強化」
    安倍首相は15日、国家安全保障会議(日本版NSC)の新設に向けた有識者会議の初会合を開催した。首相は、同会議の議論を経て、今国会中に設置法案を提出したい考えだ。

    ③ 【独自取材】 「犠牲者と家族帰国」
    米領グアム島で12日に起きた無差別殺傷事件で亡くなった上原和子さん(81)と孫の杉山利恵さん(28)の遺体と、同行したいた家族・親族約20人が15日、帰国した。

     

(毎日jp http://mainichi.jp/
 





① 【独自取材】 「日本車、世界販売最高へ」

  • 日本の乗用8車メーカー8社の2013年の世界販売計画は、2506万台となり、2年連続で過去最高を更新する見通しだ。
  • 2013年の世界総需要は8370万台(前年比3%増)となるとみられ、日本車の世界シェアは、約30%になる見込みだ。
  • 米国での販売が8%増の580万台となり、リーマン・ショック前の水準(595万台)に近づく。日本、欧州、中国市場が伸び悩む中、米国が成長を牽引する。円安も追い風となる。


    ② 【政府広報】 「放棄地減らし農に活力」
    農林水産省は、農地の有効活用に向け、都道府県が引退する農家から農地を一旦借り受け、集約して農業生産法人に貸し出す仕組みを作る。

    ③ 【連続企画】 「開拓の道一つじゃない ~アジア跳ぶ」
    インドは、12億人の単独市場ではない。都市と農村の違い、所得格差に加え、20種類以上の言語があり、宗教も複数ある。人口大国の開拓には多様な道がある。先進国の型どおりのマーケティングは通用しない。

     

(日経Web刊 http://www.nikkei.com/
 





① 【独自取材】 「体罰なくすには ~読者と考える」

  • 愛知県刈谷工業高校野球部2年生だった次男の恭平君を亡くした山田優美子さんは、「体罰に耐えることで子どもたちが成長する」などの容認論に強い違和感を持つ。「殴られることに耐えることは決して本物の強さじゃない」。
  • 一方、学校現場の声は外部批判とは温度差がある。東京都内の中学の生活指導主任は、「体罰は駄目、強い言葉による指導も駄目だというだけでは、問題の解決にはならない」と語る。生徒が体罰がないことを見越した言動を取るのが現状だという。
  • 元陸上選手の為末大さんは、「日本の社会は、厳しい指導に耐え、上には逆らわないといった体育会的な体質を好む傾向がある。でも、今は型にはめて育てるよりも、個人の権利や個性を尊重するように変わってきている。そうしなければ社会で通用しない」と語る。


    ② 【発表引用】 「隕石落下、985人負傷」
    ロシア・ウラル地方のチェリャビンスク州付近に15日、隕石が落下した。ロシア科学アカデミーによると、隕石は重さ約10トンと推測される。

    ③ 【行政広報】 「相互サービス拡大」
    東京都営地下鉄と東京メトロは15日、乗り継ぎ運賃の割引など、サービス一体化に伴う改善策を3月16日から6駅で行う。猪瀬都知事は、「経営統合への一里塚」と述べた。


(TOKYO Web http://www.tokyo-np.co.jp/)




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