LGMI

この件に関しては、JOC・全柔連が1ヶ月も公表しなかったことも問題になっています。

今日の会見も、どうもすっきりとしないものでした。

スポーツの体罰問題は、どんどん大きくなってきていますね。

この機会に、本気で抜本的な改革を進めて欲しいものです。

今日のワイドショーで気になった話題は、『とくダネ！』の「バリウム検診に疑問の声 早期がんの発見は困難？」というものです。

胃がんといえば、昨年、タレントの宮迫博之さんが入院・手術したというニュースは記憶に新しいですが、早期発見のためにやっているバリウムX線検診というのは、実は、早期にがんを発見するというのが不得意で、自治体によっては、採血だけででき、発見率が4倍という新しい検診を導入しているところもあるそうです。

実際、技術や精度の向上でバリウム検診自体の有効性は高まっているとのこと。

しかし、日本消化器内視鏡学会に所属する医師45人から回答を得たアンケートでは、高齢者には身体的負担が大きく、バリウム検診を敬遠する人が増えているそうです。

また、番組独自のアンケートでも多くの医師がバリウム検診では、「がんの早期発見は困難」と回答していました。

そして、目黒区では、4年前から新しい検診法、いわゆる「胃がんリスク検診（ABC検診）」を導入して、胃がんの発見率が4倍になっているそうです。

ABC検診は「ピロリ菌」と「胃の萎縮」を調べ、胃がんのリスクが分かる検診。

このことに対して、厚生労働省の担当者は、「現時点では、死亡率減少効果を示すエビデンスが不十分であるため、対策型検診としては進められない。」との回答でした。

ただ、EUの医学会では、去年、胃がん対策に「ABC検診」を活用する方針を採択したそうです。

また、この取材で、胃がん検診に医師がいない場合も多いという問題もわかってきたそうです。

レントゲン撮影は「医療行為」で診療放射線技師法で医師の立ち会いを定めているのですが、中には自治体担当者がコストを抑えるために医師を外すよう依頼してくることもあるそうです。

検診そのもののあるべき姿が問われています。