ふわっとIT(仮)
2013/11/06 「ストーリーボードに登録」を追記しました。
2013/10/24 「ストーリーボードを使ってみて」を追記しました。
ITに関心のある人達を中心にして、今、流行っていること、関心のあることなどを、気軽に書いていくエッセイ集です。
ITを中心にしますが、ITだけではなく、もっと広く「面白いことを」を集めて行ければと思っています。
また、ストーリーボードで、参加者がお互いにやりとりしながら執筆して行ければと思っています。
だいたい10日ごとの更新予定です。
書き進むにつれて、書き方や、やり方も変わってくるかもしれません。
そのプロセスもお楽しみください。
最終的には、電子書籍の形にまとめたいと思っています。
ストーリーボードは、ネット上で、複数の人達が協働編集をするための仕組みとして創った仕組みです。
それを、使っていくためのテスト的な試みでもあります。
ストーリーボードって何?
◆ストーリーボードとは
本格的にエッセイを書き始めるのは、もうしばらく先になると思いますので、まずは、今回利用する「ストーリーボード」の簡単な解説をしたいと思います。
「ストーリーボード」は、何人かが集まって協働編集をしていく仕組みとして開発しました。
ホワイトボードのように、みんなで、ひとつのボードに書いたり、消したり、書き加えたり、色を付けたり・・・していくことができます。
また、その変更した履歴が、どんどん残っていくことも、大きな特徴です。
後からでも、どこで、誰が、どんな変更を加えたかを さかのぼって見ることができます。
本来は、クローズドでやりとりするものですが、今回は、本を作ろうという企画でもありますし、公開版として、広く皆さんにも編集過程をご覧頂きたいと思いまして、公開版を使っています。
ただ、すべての機能が使えるのは、参加ユーザーだけです。
コメントや感想などがありましたら、
こちらからお願いいたします。
また、使ってみたいというご要望がありましたら、ご連絡いただければと思います。
他にも公開版ストーリーボードを使ったコンテンツがあります。
こちらを、ご覧ください。
◆ストーリーボードの機能
ストーリーボードの機能について、簡単にご説明します。
公開版については、ストーリーボードでのやりとりを外部から見ていただく機能のみ公開しています。
ので、参加者限定の機能は、そのストーリーボードに参加している人のみが使える機能です。
◇ストーリーボードの主な機能
1.ダッシュボード
参加者個人がリボードしたボード、フォローしている人が作成したり、リボードしたボードが新しい順に表示されます。
2.全体タイムライン
このストーリーボード内すべての参加者のボードが新しい順に表示されます。
3.ヘルプ
ヘルプが表示されます。
4.ユーザー情報設定 (参加者限定)
メールアドレス、パスワード、アイコン画像、自己紹介、お知らせ の設定ができます。
5.ログアウト (参加者限定)
ログオフします。
6.新規ボード作成 (参加者限定)
新しいストーリーボードを作ります。
7.アイコン (参加者限定)
アイコンをクリックすると、その人の自己紹介、その人が作成、リボードしたストーリーボードの一覧を見ることができます。また、その人をフォローしたりフォローの解除ができます。
8.編集 (参加者限定)
あなたが作成、リボードしたストーリーボードを再編集することができます。その際、リボード数は増えません。
9.削除 (参加者限定)
あなたが作成、リボードしたストーリーボードを削除することができます。
10.リボード数
このストーリーボードが、これまでに リボードされた数です。ここをクリックすると、このストーリーボードのリボードの履歴を見ることができます。
11.リボード (参加者限定)
このストーリーボードを自分のダッシュボードに取り込み、自分のフォロワーと共有することができます。また、その際に編集することもできます。
12.タグ (参加者限定)
このストーリーボードにつけられたタグです。ストーリーボードを作成、編集、リボードすれば、自由に編集することができます。
13.検索
投稿(本文全体)、タグ、ユーザーを指定して検索をすることができます。検索範囲は、今、表示されている画面全体(隠れている部分も含む)です。ダッシュボード、全体タイムライン、リボード履歴を、それぞれ対象にすることができます。
14.各種情報
ボードやフォローに関する情報が表示されます。
◆ストーリーボードの協働編集
ストーリーボードは、共有によって、よりクオリティの高いコンテンツを生み出すための新しい仕組です。
ストーリーボードは、みんなで書き込めるホワイトボードのようなものです。
今のところテキストと画像を貼ることが主体ですが、字の大きさや色を変えたり、太文字にする、下線を引くなどの文字の加工が簡単にできます。
これまでのような掲示板のように下にコメントを書き足していくのではなく、好きなところを書き足したり、変更したり、消したりを共有の場で行うようにしたものです。
例えば、Twitterのように何かつぶやいてみましょう。そうするとTwitterでリツイートされるようにコメントが返ってくるかもしれません。また、それにコメントして・・・と続けているうちに、ひとつのつぶやきが何か大きなものを生み出すことになるかもしれません。ストーリーボードには140文字の制限はありません。いくらでも膨らませていくことができるのです。
例えば、タンブラーのようにネットで見つけた気になる記事をメモしてもいいかもしれません。同じ分野に興味のある人がリブログのようにリボードしてくれるかもしれません。その時、関係する他の記事も紹介してくれるかもしれません。それが増えていくと、いつのまにか、その分野の資料リストができてしまうかもしれません。
例えば、エバーノートのように、自分のメモやアイデアを書き留めとくのもいいかもしれません。必要なときに検索して、また、書き足して、色を変えたり、タグをつけたりということがエバーノートと同じようにできます。それに、他の人も見ているので、あなたのメモやアイデアに他の人のメモやアイデアが入ってくるかもしれません。自分一人での思索から複数視点での思索、ひょっとすると思ってもみなかったアイデアが、そこから出てくるかもしれません。
ストーリーボードの使い方は自由です。あまり、難しくは考えず、何でも書き込んでみましょう。自分のために使えば良いのです。前向きに使うことを忘れずに。そうすれば、自分のためが、みんなのためになっていくでしょう。
自分のための編集が共有されて、他の人の役にも立つ。それがストーリーボードの協働編集です。
◆ストーリーボードを使ってみて
ストーリーボードは、リグミで使っているオリジナルのツールです。
ネットを使って、何人かで協力し合いながら、新しいもの(文章)を生み出していくためには、どういうシステムがあったら便利だろう?という発想から作りました。
新しいネットのツールということで、TwitterやTumbler、Evernoteなどからもヒントをもらっています。
もちろん、まだ開発中です・・・
電子書籍が普及してきて、本という文章のデジタル化、流通のデジタル化が急速に進んでいます。
また、電子書籍により、誰でもが、気軽に電子書籍にして発売することもできるようになってきました。
でも、本というクオリティの高い文章を、ひとりで作り上げることは、なかなか難しいのではないでしょうか?
実際の本を作る場合も、出版社では、いろいろな人達が協力し合って、本を作っているはずです。
そういった本を作るための編集作業をネットで気軽に出来るツールが欲しいと言うことが、このストーリーボードの開発の原点です。
◇アーカイブの活用
実際に使ってみると、実は、ボードの『履歴機能』が、使っていて、一番「はまる」機能です。
というのは、文章をまとめていて、過去に、どう書いたかを確認したいという事は意外と多いのですが、普通の文章作成ソフトでは、なかなか手軽に過去に戻ることができません。
ドロップボックスなどのクラウド・ストレージ・サービスのいくつかでは、過去に戻れる機能がついているものもありますが、あくまでもバックアップ的な役割です。
特に、協働編集のような、複数の人達がチームで文章を作っていくときに、誰が、どのタイミングで、どういうことを書いたかという過去の履歴が見られるというのは、その文章が出来てきたプロセスを見られると言うことで、非常に役に立ちます。
全体のタイムラインとは別に、ボードごとの過去に向けての時間軸も持っていることがストーリーボードの一番大きな特徴ではないかと思います。
最近のIT業界のキーワードとして、アーカイブというのがありますが、その本質の中に、自由に過去に戻れるということがあげられると思います。
IT関係の人達の間では、Wikiという仕組みがあって、そちらも何人かのチームでシステムを作るときに非常に有効なツールなのですが、ストーリーボードは、その文章書き版と言えるかもしれません。
◆ストーリーボードに登録
『ふわっとIT(仮)』のメンバーが、登録を始めました。
リグミでは、インターネットを使って、電子書籍などのコンテンツを創っていく
新しい試みとしてストーリーボードというのを始めました。
みんなで、同じ所に書き込んでいくホワイトボードのようなネットのシステムです。
自分一人で、本を書いていくのはたいへんです。
普通の出版社でも、著者の周りに複数の人がついて、共同作業で本は作られます。
それを、ネットで面白くできないかと思って作ったシステムですが、
TumblerとTwitterとEvernoteのいいとこ取りをしたような仕組みになりました。
ここで、エッセイを書きながら、色々な可能性を見つけ出せればと思っています。
(河村智洋)