讀賣新聞
【記事】 神戸の医院が着床前診断
(YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/)
【リグミの補足】 着床前診断は、「命の選別」につながる懸念があるため、日本産科婦人科学会は重い遺伝病や染色体の構造異常を除き、認めていません。新型の着床前診断は、より精度高く染色体異常を調べられるため、「選別」目的に使われれば、より重大な問題が生じると言われます。「科学的な可能なこと」と「親が望むこと」と「生命倫理」のバランスをどう取るか、熟議が極めて重要な分野のひとつです。
朝日新聞
【記事】 「線量ゼロ」の子ども被爆
(朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/)
【リグミのコメント】 原発事故後に国民の間に広がった「放射線不安」の根本原因は、「何がほんとうなのかわからない」ということだと思います。この思いは、福島県の人々にとりわけ大きいのではないかと想像します。例えば、福島の病院で、「甲状腺が腫れる」といった症例はどれぐらいあるのでしょうか。
原発事故との因果関係は、慎重な科学的調査研究で究明する必要があります。短兵急な発表で不安をあおりたくないという考えにも一定の意味はあります。しかし、それは結局は国民を裏切る行為となるでしょう。「事実」を積み重ねて、正しい認識、妥当な判断に到達するのが、成熟した民主主義国家の国民が成し得ることだと信じます。情報開示を進めて戴きたいと思います。
毎日新聞
【記事】 胆管がん、業務で発症
(毎日jp http://mainichi.jp/)
日経新聞
【記事】 就活に薄日、内定率上昇
(日経Web刊 http://www.nikkei.com/)
【リグミから一言】 この記事には触れられていませんが、就活に親が口をはさみ、大企業や公務員など安定志向、ブランド志向を求める傾向があると言われています。親の世代が、「子どものため」と思って、実際には足を引っ張るのであれば、それはただのエゴでしょう。就活は、いろいろな意味で、日本の構造問題が凝縮するテーマだと思います。
東京新聞
【記事】 形だけ?の国民的議論
(TOKYO Web http://www.tokyo-np.co.jp/)
【リグミから一言】 「国民的議論」は、国民が「思い」を述べる場を設けることだけでは成り立ちません。正しい情報を得て、専門的知見にも触れ、いろいろな可能性を検討し合う「熟議」があって、はじめて「国民的議論」と言えます。