【リグミの解説】 民主党の小沢氏の離党・新党結成に動きについて報道が続いています。小沢氏は、「消費増税反対」「原発再稼働反対」を旗印にすれば、国民の支持が得られると読んでいる、と報道されています。それに対して、各紙は緊急世論調査をしています。その内容は、小沢氏の離党・新党結成に対する否定的見方が大勢になっています。
読売新聞
【27-28日、RDD方式で電話調査。全国1765件中1065件の有効回答(60.3%)】
朝日新聞
【26-27日、朝日RDD方式で電話調査。全国1872件中1043件の有効回答(55.7%)】
毎日新聞
【27-28日、RDS方式で電話調査。全国1803件中973件の有効回答(54.0%)】
全国の固定電話への調査ですので、世代別の状況などを正確に反映しているか、注意して見る必要がありますが、現在の民意として参考になります。
小沢氏は、これを参考にして、新党結成するのであれば、理念を高く掲げ、骨太な論理の政策と具体的な実施プログラムをマニフェストとして明示した上で行動してもらいたいと思います。「消費増税反対」「原発再稼働反対」という旗印を掲げるだけで民意を得られる、と見越しているとすれば、それはポピュリズムのそしりを免れません。
私たち一人ひとりは、民主党をはじめとする各党の本当の姿を良く見極め、国政を託すに値する政治家・政党を選択すべきです。衆愚とならず、衆知を発揮する成熟した民主主義への、それが第一歩となります。
讀賣新聞
【記事】 南鳥島沖でレアアース鉱床発見
(YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/)
【リグミから一言】 2010年9月に、尖閣諸島における中国漁船と海上保安庁の船舶の衝突事件に端に発した、日中政府のやりとりの中で、中国政府は突然レアアースの輸出制限を持ち出しました。世界のレアアース供給の95%が中国のため、日本政府の対応に大きな影響を与えました。今回発見されたレアアースは深海にあり、回収ハードルは高いと読売新聞は報じていますが、海底資源の実用化ができれば、資源確保のリスク分散が進むと期待できます。
朝日新聞
【記事】 小沢氏ら離党不可避
(朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/)
毎日新聞
【記事】 増税法案が参院採決されれば小沢氏離党
(毎日jp http://mainichi.jp/)
日経新聞
【記事】 海外からの配信サービスに消費税
(日経Web刊 http://www.nikkei.com/)
東京新聞
【記事】 増税で暮らし重症化
(TOKYO Web http://www.tokyo-np.co.jp/)