讀賣新聞
【記事】 民主・自民・公明が一体改革法案提出
(YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/)
朝日新聞
【記事 】 国会を9月8日まで延長
(朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/)
毎日新聞
【記事】 民自公が修正法案を提出
(毎日jp http://mainichi.jp/)
日経新聞
【記事】日産が生産能力を削減
(日経Web刊 http://www.nikkei.com/)
東京新聞
【記事】 「原子力の憲法」こっそり変更
(TOKYO Web http://www.tokyo-np.co.jp/)
【リグミのコメント】 東京新聞らしいトップ記事です。
記事の中で、自公案作成の中心となった塩崎恭久衆院議員は「核の技術を持っているという安全保障上の意味はある」「日本を守るため、原子力の技術を安全保障から理解しないといけない。(反対は)見たくないものを見ない人たちの議論だ」と話している、とあります。これをもって、軍事転用の可能性も意図しているとは断定できませんが、その懸念は理解できます。
核技術を保持することは、国家の安全保障上の意味が大きい、ということはかねてから指摘されてきましたが、福島原発事故後の議論ではほとんど浮上していませんでした。原子力エネルギーの位置づけの基本にかかわる文言が、一切の公の議論を経ないまま、3党の実務者レベルの協議だけで簡単に挿入されてしまうことに驚きます。
本当の意図(本音)は今回挿入された附則の文言だけでは鮮明にはなりません。しかし変更したものは事実として残ります。そこから次の一歩が踏み出されます。原子力エネルギー政策に関連することは、とりわけ公正な手続きが必要です。
そして私たちは、公開された情報に関心を持ち、自分たちの問題として考えるきっかけとしたいと思います。重大な課題を政治家や官僚・実務者任せにしないことが、公論(パブリック・オピニオン)を形成していく端緒となります。