『宮城県沖に設置した海底津波計からの観測データが、5月5日16時15分から入手できなくなりました。その原因については、データを中継する海上ブイが強い海流によって東へ約5km移動したために、音響通信が不良となったためと推定されます。今回の欠測により、宮城県沖から茨城県沖にかけての沖合海域で津波が発生した場合に、その津波を沖合で検知するまでの時間が最大で10分程度遅くなる可能性があります。なお、他の2基は正常に機能しており、引き続き沖合における津波の早期検知は可能であるとともに、地震直後の津波警報(第1報)は、地震計のデータをもとに津波の規模等を推定して発表するため、この欠測による影響はありません。今回の欠測に対し、予備のブイの設置等によって、早期の観測再開を図る予定です。』