と述べています。
今の「世論調査」では民意はわからない
マスコミは、「世論調査」で何を主張したいのでしょうか。
それは「見出し」を見ればわかります。
東京新聞は、「内閣不支持が初めて50%を超えた」というニュース性と、
「消費税増税は説明不足」と言いたいのです。
これが「民意」である、と。
しかし本当にそうでしょうか?
今、日本は岐路に立っています。
戦争に敗れた1945年以後、20年単位で積み重ねてきた国の在り方が、
60年以上経って、機能しなくなっているのです。
そのことは多くの国民がわかっていると思います。
国家のビジョンと戦略を明らかにし、具体策を掘り下げ、
国民的議論を創造しなければならないときに、
小さな政局を争わせるような世論調査をしても、
それを「民意」と呼ぶことはできません。
自ら考え、世論を創り出そう
今の世論調査の手法の問題もあります。
私たち国民ひとりひとりの意識の問題もあります。
すぐには変わらないかもしれないですが、
できることがあります。
それは、世論調査の電話が来たら、拒否することです。
有効回答率を低くするのです。
メディアがもっと有効な方法を考えないと、
「世論」はわからない、と自覚してもらう必要があります。
国民もまた、世論調査の数字を鵜呑みにせず、
自ら調べ考える癖をつける必要があります。
それはたいへんなことではなく、実は楽しいことだと思います。
国の問題を人任せにせず、自分たちで調べ、考え、議論をし、
具体的な政策に結び付けていく「直接民主主義」の有効な手法が
出てくれば、日本は間違いなく変わります。